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タイトルはもちろん、設定もなんとなく知っていたのですが、ちゃんと読んだ(観た)ことがなかったのが、手塚治虫『三つ目がとおる』。『週刊少年マガジン』にて1974年から1978年まで連載、1990~91年にテレビ東京系でアニメが放映された作品。「失われた大陸」についての原稿のため、確認いたしました。

主人公の写楽保介は、超古代文明を失われた大陸において生み出した「三つ目族」の末裔であるとされ、その地についてムー大陸のような描写や「レムリヤ帝国」との言及が見られます。ネット上では、三つ目族の由来は明確に「ムー大陸」と記されている解説がありましたが、漫画では本来、はっきりとした記述は見いだせないのではないかと…。管理人は現在容易に入手・閲覧できる電子書籍版で読んだので、そこではカットされるなどしたが本来はそのような明確な言及・描写がなされていた、という可能性もあります。誰か教えてください。誰も見てないブログではありますが。

ただし、以下が背景にあるのかも、と思いました。手塚諸作品のキャラクターたちが登場する作品で、1979年に日本テレビ系(の24時間テレビ内)で放映された手塚原作アニメ『海底超特急 マリン・エクスプレス』では、「ムー帝国」の名で似た設定(「シャラク」がムー帝国の王子として登場)がなされました。こちらから三つ目族とムー大陸の関連性が前提として定着した、のかもしれません。

なお手塚治虫作品では、『海のトリトン』も「失われた大陸」に関係があるので、いずれ別に記事にしたいと思っています。

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