ハデスとペルセフォネ(1)

最終更新日

少女漫画のことで投稿を書いてもう一つ思い出しました。以前、あるシンポジウムで、ギリシア神話が現代のポップカルチャーにどう継承されているかについて話した際、それを聴いていただいた先生から教えてもらって読んだ作品、冬木るりか『アリーズ』です(アリーズとはAries アリエス、牡羊座のこと)。

冥界の神ハデスやその妻ペルセフォネ(作中ではベルセフォネ)といった古代ギリシアの神々が現世に転生して愛憎劇と戦いとを繰り広げる物語(『月刊プリンセス』にて連載、1987~93年)。今世紀になって続編(『アリーズII』、『アリーズ ZERO』)も描かれているように、やはりギリシア神話は日本のポップカルチャーにおいて根強い需要があるようです。

『アリーズ』は、ギリシア神話の多彩なキャラクターがうまく翻案されて物語に活かされているのが印象に強く残っています。男性40代の管理人は少女漫画に詳しくはないのですが、サスペンス調の展開も個人的におもしろかったです。こういう少女漫画(性別や年代を越えて楽しめそうな作品)って予想よりずっと多いのかも…。むしろ少年ジャンプ系より合うところもあるかもしれない…。神話とは関係ないですが、少女漫画といえば高校時代に『動物のお医者さん』が管理人の周りで流行って男女とも読んでいた世代です。

さてその物語のモチーフになっているハデスとペルセフォネについては、有名であればこそ別記事であらためてちゃん投稿しておきたいと思います。

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