『オリンポスのポロン』 / 『コロコロポロン』

最終更新日

先日、子どもたちがAmazonプライムビデオでたまたま見つけた古いアニメを観ていました。それが『おちゃめ神物語 コロコロポロン』。ギリシア神話を題材にしているので私も興味がわき、鑑賞。私の幼少期に放映していたアニメですが、観た記憶がなく、今回がおそらく初めて。秋田県では放映がなかったかも…。

関連情報を調べていきました。まず、このアニメは原作があります。それが吾妻ひでお『オリンポスのポロン』。1977年から79年にかけて『月刊プリンセス』に連載、いったん完結。今回観たアニメは、その漫画が1982年から83年にかけ改題のうえアニメ化された『おちゃめ神物語 コロコロポロン』(フジテレビ系列、全46話)。この際に、アニメと同タイトルで『100てんコミック』にて連載。

ギリシア(ギリシャ)神話の世界において、太陽神アポロンの娘ポロンが騒動を起こすギャグ漫画・アニメです(ポロンに直接対応する存在は神話中にはいません)。ちなみに、「吾妻ひでお」さんといえば私もなんとなく知っているのですが、本作は子供向けであったため、彼の特徴である不条理ギャグや性描写は影を潜めています。しかし語り手としての幅ともいえますね。どういった経緯でギリシア神話を題材にしたのかも興味がありますが、すぐに確認できる情報が無かったので調査中。

本作の印象ですが、ギリシア神話における有名どころのキャラクターたちを豊富に扱いつつ、もともとのイメージや逸話を巧みに翻案・パロディ化しています。これ、単純におもしろくて普遍的に子どもたちに好まれそうなドタバタ劇ですし(実際、古いアニメですけどうちの子どもたちも楽しんでましたし)、これを通して子どもたちが自然にギリシア神話にも親しめそうだなとも感じました。けっこうまんべんなく神話のキャラとエピソードをふまえているんですよ。

日本でもギリシア神話はこういった作品を通して浸透し続けてきたのでしょうね。今回は『オリンポスのポロン』でしたが、私が「オリンポス」という言葉を意識したのは『魁!!男塾』に登場した淤凜葡繻(オリンポス)16闘神です。ネットで検索するといまだにネタにされてて嬉しいです、オリンポス16闘神(いうまでもないかもしれませんが、本来はオリュンポス・オリンポスの12神、という表現)。

ギリシア神話は、子どもの頃から皆のそばに。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトは reCAPTCHA で保護されており、Google の プライバシーポリシー利用規約が適用されます。

コメントする