最終更新日

月刊『ムー』2022年12月号の書評コーナーにて、拙著『アトランティス゠ムーの系譜学』を取り上げていただきました。記念に購入。本棚に増えていく『ムー』。電子書籍でも調査でかなり買ったぞ。

さて今回の書評。「失われた大陸」を単純に否定あるいは肯定するのではなく、その「想像」の影響や魅力という観点からの受容史であることをしっかりご理解いただいたこと、資料集成としても評価していただいていることなど、実は著者の意図をしっかりと汲み取ってくださった評で、いい意味で驚きましたし、嬉しい取り上げ方でした。信じていたけど、さすがだ『ムー』!

あと、日本では1932年(昭和7)6月19日の『大阪毎日新聞』にて最初期のムー大陸紹介がなされていたことを合わせて記載してくださったのも、さすがです。なお、この記事掲載を確認・注目したのはおそらく拙著が初めてではないかと(本サイトのこちらの記事もご参照ください)。→情報更新:ただし、ムー大陸の紹介については、1926年(大正15)2月に日本の雑誌で取り扱われていたことがのちに判明しています。これについてはこちらの記事をご参照。

ところで、この書評コーナーでは他に、
新谷尚紀『遠野物語と柳田國男――日本人のルーツをさぐる』吉川弘文館
平藤喜久子監修、古川順弘著『秘められた神々――日本神話のもうひとつの世界』エムディエムコーポレーション
高井正成、中務真人『知識ゼロからの京大講義 化石が語るサルの進化ヒトの誕生』丸善出版
…などが取り上げられておりまして、「けっこうちゃんとした本を取り上げるのだなあ」と妙なところに感心してしまったのでした。

シェアする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトは reCAPTCHA で保護されており、Google の プライバシーポリシー利用規約が適用されます。

コメントする