「みのた」←ミノタウロス

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 先日、アニメ版「おしりたんてい」第61~62話のアトランティスネタにふれたのですが(こちらの記事)、続く63話「ププッ かがやきのとうのまちあわせ」(本放送2021年6月12日、アニメオリジナルのエピソード)に登場していたのが「れんぞくあきすはん、みのた」という牛の姿をしたキャラクター。元ネタは、ギリシア神話に語られる半獣半人の怪物ミノタウロスでしょう。

 ミノタウロスとは、クレタ島の王ミノスの牛の意。ミノスが神を怒らせた結果、王妃が生んだ怪物で、頭が牛、体は人間の姿をしていました。迷宮に閉じ込められ、ミノタウロスへの生贄として少年少女が迷宮に送られていたのですが、テセウスという英雄がミノタウロスを退治したのでした。

 その印象的な姿や、さまざまなエピソードにつながる物語の知名度から(王妃パシパエ、クレタ島のミノア文明、迷宮ラビュリントス、ダイダロスとイカロスの逸話 etc いずれ別に詳述したいと思います)、ギリシア神話由来でもっとも有名な怪物キャラクターの一つでしょう。管理人は子どもの頃に『ドラクエ』か何かで見て覚えたような。

 そういうゲームといえば、地下迷宮いわゆる「ダンジョン」が冒険・怪物退治の舞台となることがよくありますが、ミノタウロスと迷宮もそこに少しはつながっているのかなと。より直接的には古城(の地下)という、中世ヨーロッパ的イメージの方が影響してそうとも思いますが、いずれ「迷宮」をめぐる想像の展開についても調べてみたいです。

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