「おしりたんてい」に「アントランティス」

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 先日、子どもと一緒にAmazon Prime Videoで「おしり探偵」のアニメを見ていました。
 おしりたんていとは、トロル作のスマートフォンアプリ、絵本、児童書、そして以上を原作にNHKで放映されているアニメ。顔の形が「おしり」である名探偵が、事件を解決していくという、とてもユーモラスな物語です。ちなみに、おしりたんていのお父さんが冒険家の「おしりダンディ」。

 見ていた第61話、62話が「ププッ かいていいせきのぼうけん(前・後編)」と題した物語だったのですが、そこに大昔に海に沈んだ島・帝国「アントランティス」(※微妙にアトランティスではない)が登場。これはアニメ版オリジナルのエピソードだそうで、本放送は2021年5月29日(土)と6月5日(土)。このときは見逃していました。

 もちろん「アントランティス」の元ネタは、本サイトで注目している題材のアトランティス伝説。同エピソードでは「ネコ船長」という猫のキャラクターも登場しています(本作のキャラクターは多くが動物っぽく描かれる)。これもピンとくる人が多いかも。ジュール・ヴェルヌの古典冒険小説『海底二万里』(1870)にアトランティスの描写があるのですが、この小説に登場する「ネモ船長」を意識した名でしょう。

 子どもと見ていたので、こういう例を通し「アトランティス」と関連事象のイメージは受け継がれていくのだろうなあと、感慨深いものがありました。自分が幼い時も、こういう作品を複数通して自然と「アトランティス」とか「ムー大陸」の名を覚えたのだと思います。

 ところで、続く63話にもギリシア神話の怪物「ミノタウロス」ネタが。そちらは別記事でふれます。

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