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最近、興味をもって購入した本があります。いずれも、Kaiju すなわち「怪獣」がらみの本。Kaiju という表現が海外でも浸透しているのは知っていましたが(映画でも出てきますし)、あらためて「おぉ、Kaijuで通じるねんな」と思ったり。以下のタイトルです。

Jason Barr, The Kaiju Film: A Critical Study of Cinema’s Biggest Monsters, Jefferson, NC: McFarland 2016 (Amazon Kindle版が¥1,814でした。)

Camille D.G. Mustachio and Jason Barr (eds.), Giant Creatures in Our World: Essays on Kaiju and American Popular Culture, Jefferon, NC: McFarland, 2017. (Amazon Kindle版が¥1,801でした。)

おもしろそう。まだ読んでないので、読んだら内容もここでまとめてみようと思っています。……って、サイトのテーマの「神話」と関係なくない?と自分でつっこみたくなるところもありますが、いえいえ、特に日本のゴジラの影響が強い Kaiju コンテンツ・文化は、「怪獣神話」といえます。

ギリシア神話や、「失われた大陸」を対象にいろいろ活動してきたところで、神話・伝説に関わる新しい何かをやりたいな、と感じてきてもいました。そんなとき、うちの息子(2023年で6歳)がゴジラをはじめとした怪獣にダダハマリしているのを見て、そうだ、怪獣というテーマもいいかも、と思ったのです。海外のことを海外の視点で語るのではなく、自分の背景である日本を意識しながら、人間の想像力について探究したい……というところにもリンクしますので。

ようするに「古来の神話の怪物とも通じるところがあるだろう怪獣とは、何なのか、なぜ人々に求められるのか、そこにどんな意味があるのか、日本と海外とを結びつけつつ考えてみたい」わけです。そのヒントになるかなと購入してみたのが上記2冊。

ところで、どちらも、マクファーランドという出版社の本。調べてみると、米国ノースカロライナ州のジェファーソンに拠点をおく独立系出版社とのこと。私、この出版社の本をけっこう多数購入しています。そんなにカタくはない学術書を扱っている印象で、私の関心にちょうど関わる本が多いのです。こんな出版社の本から、おもしろい研究テーマを探してみるというのも、いいかもしれません。

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